能楽大連吟とは?
みなさんは、日本に伝わる伝統芸能「能楽」をご存知ですか?
約700年前、室町期に観阿弥・世阿弥父子によって大成された「猿楽」は、脈々と人々に受け継がれ、「能楽」として今日に至ります。ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
難解な古典芸能と比喩されがちな能楽ですが、一歩足を踏み入れてみると、日本の美しい四季折々の風情と細やかな日本人の感性とが融合し、複雑な人間模様に斬新に凝縮され、その魅力に引き込まれると思います。
その「能楽」の歌詞である「謡(うたい)」を、プロの能楽師による4ヶ月のレッスンを経て、みなさんも本格的な本舞台に参加できます。
能楽大連吟は、「謡」を通じて古き良き日本文化の再生と、「大合唱」という新たなエッセンスを加え、老若男女のコミュニケーションの輪を広げるという新たな試みです。
2008年に京都で始まった「能楽大連吟」の講師陣のうち、観世流 齊藤信輔・今村哲朗 両人が満を持して2018年、大阪・四天王寺にて「大阪能楽大連吟」を立ち上げました。
毎年、大阪のゴールデンウィーク明けの恒例行事として定着し、より大きく世界に羽ばたける団体を目指し、多くの方のご参加をお待ち申し上げます。
なお、大阪能楽大連吟では、シークレット能として本番の日に、もう1番、プロの能楽師による能楽を上演しています。
さあ!みなさんも謡独自の「腹式呼吸」と「能の構え」を会得して、「伸びやかな声」と「美しい姿勢」を手に入れて、新しい仲間と楽しく合唱しましょう。
- 参加費
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一般 18,000円 学割中学生以下 U15 8,000円 - 参加費にはオリエンテーション、全体稽古、少人数稽古、本公演出演料、会員名札、お稽古帳、当日の昼食を含みます。
- お稽古及び本番には扇が必要となります(一尺程度のサイズの扇であればお持ちの扇で結構です)。大阪能楽大連吟では京都本家福井十松屋様のご協力により観世流仕立てのオリジナルデザイン扇を毎年作成し、お値打ち価格1本7,000円にて販売いたします。
- 公演日時
- 2025年5月18日(日)15時開演